亀の子束子は発明以来100年来、熟練した職人の手によってひとつひとつ作られています。
素材を整え、「断裁」「棒巻き」「刈込み」「仕上げ」の工程を進みます。

素材準備

定番の亀の子束子の原材料にはパームやしが使われます。
中身を取り出し、繊維を取りだしてたわしに使用します。

厳選された繊維をまとめ、断裁の前に等間隔でゴムで束ねていきます。繊維の質や太さは箇所によって異なるので均等量が断裁されるように手で調整されています。

断裁

束ねた繊維を所定のサイズに断裁します。後の仕上がりにつながる大事な作業です。

主に棕櫚たわしを製造する和歌山工場の断裁機です。刃の手入れも仕上がりを左右する大事なポイントです。

Cutting
The bundled fiber will be cut in a fixed size. And a wire is bended. All the fibers are put together with no space in between.

棒巻き

束子の芯になる針金はあらかじめ折り曲げてあります。この間に繊維を隙間なく詰めていきます。

棒巻きはたわしづくりで一番難しい工程とされます。微妙な手先の感覚が必要な為、これだけ機械化が進む中でも、手作業でしか出来ません。
まずは繊維を均等に密度高く詰めていきます。この技術が亀の子束子の高い品質の鍵となります。この作業のために、職人たちは親指の爪は長めに整えています。

機器にセットし、ひとつひとつ手早くハンドルで巻き込みます。

すきまなく、棒状にぎっちりと巻き込まれたら、次の工程に進みます。

Coiling up
Coiling up tawashi into a bar is a delicate process that can only be done by hand.

刈込み

棒状に仕上がったものを、刈込機に入れて繊維を刈りそろえます。
刈りそろえられたものがたわしの基本形、棒たわしになります。

Trimming
The tawashi bar will be trimmed. This process will make a basic form of tawashi, the bar.

仕上げ

定番の亀の子束子型は棒束子を専用の台座にセットし、繊維をしっかり立ち上げるために縄かけを行います。

余った針金は切り、外側にでないよう閉じて出来上がり。保管の際に使われる金属の輪の部分は、巻き込む際に金具をセットして形作られています。

Finishing
The standard tawashi is made from bending the bar into a unique shape. Putting on a strng, cut off the wire, then the making of tawashi is done.

検品

出来上がった束子は、寸法・重量をはじめとした20項目以上の検査基準を満たしているかどうか、ひとつひとつをチェックします。

検査基準に達したもの束子だけが、オレンジ色の包装紙に包まれて皆さまのお手元に届きます。